断捨離が流行りだしたことからもわかるように、不要なモノはなるべく所有しないという価値観の人が増えつつあります。サブスクも、そうした流れの1つだといえるでしょう。音楽や動画のストリーミング配信などを筆頭に、さまざまなサブスクリプションサービスが多くの人に利用されるようになりました。この動きは、玩具業界においても見られています。

大人とは違って成長の早い子どもは、同じおもちゃばかりで遊んでいると、すぐに飽きてしまうという傾向が見られます。また、いろんな種類のモノで遊ぶことによって、知的好奇心が育まれることも期待できるでしょう。おもちゃをサブスクで利用するメリットは非常に多く、子どもの年齢に合った商品が届くということもあります。飽きて使用しなくなっても、しばらく待てば交換できるので、部屋の隅に眠ったままになるということにはなりません。

しかしデメリットもあるので、十分に注意が必要です。サービスを行っているところの多くでは、ユーザー自身がおもちゃを選ぶことができません。場合によっては、子どもがまったく興味を示さないということもあるでしょう。しかし、子どもの性格や趣味などをヒアリングしてもらえるため、だいたいは希望に近いおもちゃが届くことが期待できます。

どうしても失敗したくない場合は、自分で商品を選べるサブスクを利用するか、フィードバックを細かく丁寧にすることをオススメします。また子どもは、気に入ったおもちゃを手放したがらないこともあります。使用した商品を買い取ることができるサービスも、視野に入れるといいかもしれません。